カテゴリ:映画( 14 )

Invincible

『神に選ばれし無敵の男』」

心あらわれる実話。ヘルツォークがこんな心優しい映画を撮るなんて・・・。
以下、冒頭のダイアローグより抜粋。

あるところに王子がいた。裸でテーブルの下に隠れて、自分は雄鳥だと言い張っている。誰が説得しても言うことをきかない。賢人が来て、裸になりテーブルの下にもぐって自分も雄鳥だと言った。それから、王子はみなと一緒に食事をするようになった。賢人は、言った、あなたが人間と一緒に食事をしても、あなたが雄鳥だということにかわりはありません。雄鳥は、雄鳥のままです。

監督・脚本:ヴェルナー・ヘルツォーク
出演:ティム・ロス、ヨウコ・アホラ、アンナ・ゴラーリ
[2001/ドイツ・イギリス合作/2h10]
2001年ヴェネチア国際映画祭正式出品作品
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by oyukibo | 2009-01-26 01:44 | 映画

Tideland

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『ローズ・イン・タイドランド』

イマジネーションは、なんのためにあるの?
過酷な現実を乗り越えるためにあるのかもしれない。
『未来世紀ブラジル』の監督テリー・ギリアムが贈る残酷な国のアリス。
ジェライザ・ローズという名前の女の子。
首だけのバービー人形と一緒に冒険する。

監督 テリー・ギリアム
製作 ガブリエラ・マルチネリ/ジェレミー・トーマス
脚本 トニー・グリソーニ/テリー・ギリアム
出演者 ジョデル・フェルランド/ジェフ・ブリッジス
ジェニファー・ティリー/ブレンダン・フレッチャー
音楽 ジェフ・ダナ/マイケル・ダナ
撮影 ニコラ・ペコリーニ
編集 レスリー・ウォーカー
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by oyukibo | 2009-01-25 02:45 | 映画

The Sheltering Sky

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シェルタリング・スカイ

監督:ベルナルド・ベルトルッチ
原作・ポール・ボウルズ /音楽:坂本龍一
出演者:デブラ・ウインガー 、ジョン・マルコビッチ

いま、モロッコのことを調べています。そして、久しぶりにこの映画を見ました。サハラをさまよう主人公の女性の姿に共感し、ずっと大好きな映画のひとつです。1991年映画公開時に、原作も読みました。

人は自分の死を予知できず
人生をつきぬ泉だと思う
だがすべて物事は数回、起こるか起こらないか
自分自身の人生を左右したと思えるほど大切な思い出も
あと何回心に浮かべるか?
せいぜい4~5回思い出すのがせいぜいだ
あと何回満月をながめるか
せいぜい20回
だが人は無限の機会があると思う


Are you lost?

yes.

Becouse you din't know When you will die.
We get to think of life an inexhaustible well.
Yet every thing happens only a certain number really.
How many more times will you remember
a certain of your afternoon childhood?
Some afternoon that's so deeply a part of your beeing,
that's you can't even conceive of your life without it?
Perherps 4or5 times more.
Perherps not even that.
How many more times will you watch the full moon rise?
Perherps 20.
And yet it all seems limitless.


ー映画『シェルタリングスカイ』よりー
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by oyukibo | 2007-09-19 20:50 | 映画

アンドレイ・ルブリョフ

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監督・アンドレイタルコフスキー
1967年/モスフィルム製作/長編劇映画/35mm /シネマスコープ/パートカラー/2部作/182分1969年 カンヌ国際映画祭批評家連盟賞配給:ロシア映画社/日本公開:1977年
ロシア最高のイコン(聖像画)画家アンドレイ・ルブリョフ(1360?一1430?)を描いた大作。

「物の本質に迫るには、適切な言葉が必要だ。」
「彼の作品には、ひとつだけ足りないものがある。それは、畏敬の念だ。心の底からの、信仰が欠けているんだ。エピファンのいう単純さもない。”虚飾を排した単純さ”というものがないんだ。」
「君は、頭が良さそうだな」「頭など悪くていい。思うままに行動できる方が幸せだろう。知恵が多ければ、悲しみも多い。知識は、悲しみと比例するんだ。」など、素晴らしいセリフがちりばめられていた。
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by oyukibo | 2007-07-27 22:18 | 映画

サクリファイス

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一本の日本の木に水をやる。毎日同じことを繰り返して続けているとある日突然、奇跡が起こるのだよ。と、男が少年に語りかけるシーンから映画は始まる。。不思議な草原に元俳優だった男とその家族が住んでいる。マリアという名の女中。圧巻のラストシーン。男は家を焼き、最後に精神病院に連れて行かれる。
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by oyukibo | 2007-07-09 00:17 | 映画

ノスタルジア

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イタリア。ロシアに似ている場所。
祖国を思う。
水の中を歩く男。
犬が彼の横にやってきて座る。
何という心象風景。
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by oyukibo | 2007-07-09 00:13 | 映画

僕の村は戦場だった

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少年。母の夢を見る。
少年。激しい目つきをして戦場を生き抜く。
どうしても戦う。
タルコフスキーの長編初監督作品。
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by oyukibo | 2007-07-09 00:11 | 映画

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髪を洗う女。
宙に浮くように寝そべる女。
少年。母親。老婆。落ちてくるなにか。
人を愛するとは鏡の向こうに行くようなもの。
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by oyukibo | 2007-07-09 00:08 | 映画

ストーカー

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СТАЛКЕР / STALKER 
監督・アンドレ・タルコフスキー
1979年/モスフィルム製作/長編劇映画/35mm/スタンダード/カラー/163分
1980年 ダヴィド・ドナテロ賞:ルキノ・ヴィスコンティ賞
配給:ロシア映画社/日本公開:1981年

原作は、アルカージーとボリスのストルガツキー兄弟の「路傍のピクニック」。脚本も原作者自らの書き下ろしである。監督自らが美術を担当しているほか.父親 アルセニー・タルコフスキーや、19世紀ロシア象徴派詩人フョードル・チュッチェフの詩が度々挿入されている。

Introduction
隕石が落ちたのか 宇宙人が来たのかわからない
とにかく ある地域に奇怪な現象が起きた
そこがゾーンだ
軍隊を派遣したら全滅してしまった
それ以来 ゾーンは立ち入り禁止になっている
手の打ちようがないんだよ
ノーベル物理学者ウォール博士が
ライ記者に語った言葉

Stalker
ゾーンはいわば複雑な罠ですよ
その罠に掛かれば命がない
無人の時は知りませんが
人が入ってくると活動をはじめます
古い罠が消えて 新しい罠が生まれ
道だったところが通れなくなる
何でもなく見えた原っぱが 混乱の場に変わる
本当です
ゾーンは気まぐれのようですが
実は私たちの精神状態の反映です
私はここで苦しむ人を何度も見ました
目的地の前で死んだ人も
でもすべて自分次第なのです

Stalker
信じてほしい 希望はかなうものだ
信じてほしい 情熱など頼りにならぬ
彼らのいわゆる情熱は 心の活力ではない
魂と下界との軋轢なのだ
大切なのは自分を信じること
幼子のように無力であること
無力こそ偉大であって 力は空しい
人が生まれる時は軟弱で
死ぬときは枯れる
木も成長する時に柔らかく
乾き固くなると死ぬ時なのだ
硬直と力は死と隣りあっている
弾力と軟弱こそ若さの象徴なのだ
凝結したものに希望はない


Cursed child
私がみていると 大地震がおこり
太陽は毛織物の荒布のように黒くなり
月は血のようになり
天の星は いちじくの青い実が
大地に揺られて 振り落とされるように
地に落ちた
天は巻物が巻かれるように 消えていき
すべての山と島は その場所を移されてしまった
血の王たち 高官 千率長
富めるもの 勇者 奴隷 自由人らは
洞穴や山の岩陰に身を隠した
そして山や岩に向かって言った
御座にいます方の御顔と
子羊の怒りからかくまってくれ
お怒りの大いなる日が来たのだ
その前にたつことが出来ようか
Author
ここでかなえられる望みは
無意識のものなんだよ
頼んでも駄目なんだ
多分
自分の本性が現れるんだろう
人は自分の本性を知らずに
一生振り回される
俺は中に入らんぞ
自分の本性の腐肉など欲しくないし
他人にも見せたくない
首も吊りたくない
自分の家で飲んだくれている方がましだ

Stalker
誰も信じようとしない
あの二人だけじゃない
誰を連れて行く
いちばん恐ろしいことは
誰にもあの部屋が必要でないことだ
俺の努力は無駄なんだ
Cursed child
ふと眼差しを上げ
まわりを閃光のごとく
君が眺めやる時
その燃える魅惑の瞳を
私はいつくしむ
だが一層まさるのは
情熱の口づけに目を伏せ
そのまつ毛の間から
気むずかしげに ほの暗い
欲望の火を見る時
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by oyukibo | 2007-06-21 03:02 | 映画

ローラーとバイオリン

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ローラーとバイオリン КАТОК И СКРИПКА
The Steamroller and the Violin
監督:アンドレイ・タルコフスキー 

卒業制作短編 の『ローラーとバイオリン』(監督)はニューヨーク国際学生映画コンクールで第一位を受賞作品。配給:ロシア映画社/日本公開:1965年
1960年/モスフィルム製作/中編劇映画/35mm/スタンダード/カラー/46分
1961年 ニューヨーク国際学生映画コンクール1位



バイオリンを習っている少年がお稽古の帰りにローラーを動かしている労働者の男と知り合いになり、年齢は離れているのもも男同士のよい関係ができる。ローラ^を運転させてもらったり、一緒にパンを食べたりをしたりする。少年は、家庭やお稽古では常に子供として扱われているが、その労働者の男は少年を子供扱いせず独立した人格として接する。少年が労働者の前で弾いたバイオリンは美しく、労働者の心に響く。芸術の本当の意味を言葉少なに語った名作。


※以下のストーカーの中の台詞より抜粋。この作品のエッセンスが描かれているので。

Stalker
さっき あなた方は
芸術の無欲性についてお話でしたね
たとえば音楽です
現実ともっとも関係が深く
主義主張もなく
全く機械的な意味のない音で
連想も呼び起こしません
それなのに音楽は
人の魂に直接に響くのです
体内の何が共鳴するのでしょう?
何が単なる音のつながりを喜びに変えて
何のために
私らを感動させるのでしょうか?
誰のためでしょうか?
何のためでも誰のためでもなく
無欲なのですか?
そんなはずはない
すべては必ず価値をもっているんです
価値と理由を
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by oyukibo | 2007-06-07 16:10 | 映画